鶏卵情報

相場は「保合」。11月8日に相場が上がった以降は「保合」が続いている。

え付け羽数的には、震災以降やや減少傾向で推移しているのだが、

需要期にも関わらず、未だMは200円以下・・・。一般家庭消費量はやや

多くなっており、生産量も多い状況ではないのが実情だ。12月も予想では

M210円程度では・・・という声も聞こえており、「どうしてそれほど生産も

多くないのに荷動きが鈍いのか」という御質問を受けることがある。

大きな要因は3点ほど考えられるので持論であるが下記の内容だ。


①淘汰の先送り。一部養鶏場では淘汰を延ばすといった対応をしている

ところがある。先の震災で、雛屋から雛が入らない、もしくは時期が遅れ

ローテェイションを変更せざるえなかったということ。これによって必然的に

淘汰が先送りになった為、生産量に変更ないがえ付けがズレたということ

で数字上で一時的にえ付け羽数が減少している。


②液卵需要の減少。震災以降、一時的に卵価が上昇したことで、液卵

から輸入卵(粉卵)等に取って代わられたことも要因の一つであろう。

通常秋口から買い付けが入り相場が上がる時期に、今年は前述した

内容から、加工筋の動きが良くなかった。未だ、粉卵に切り替えたお客

から、使い勝手の理由から液卵に戻ってきていない状況もあるようだ。


③一般卵(白玉比率の増加)。正直これが一番大きい要因と思われる。

震災以降、一時的に鶏卵不足となり卵価は上昇したことによって、特殊

卵の固定価格より一般卵の方が高くなったという事態になった。平成

16年から17年にも見られた現象。また、特に東日本を中心に飼料が

入りにくい状況も起因し、結果的に特殊卵比率を下げて一般卵比率が

上がったということ。意図的に卵価を見て一般卵の比率を上げたところ

もあり、意図せず結果的に一般卵比率が上昇したというところもある

ということだ。震災の影響もあり、夏の節電=節約ということもあったり

未だ「デフレスパイラル」状況であるといったところだ。このような世相

から、一般卵需要が多く、その生産比率が上がるのは必然と言えよう。


このように、生産量は多くない・え付けは減少している・卵価は変わら

ないというのは、以上の要因が大きいということ。平成20年時も、全農

が後半高卵価が確実に予想されることから事前に特殊卵の「値上げ

宣言」をしたが、結果的にはそれが裏目となり、反面教師として他の

養鶏場が特殊卵比率を減少し、一般卵にスイッチしたのと同じ状況。

手軽に飼料を変えるだけで特殊卵にもなるし一般卵にもなる・・・。

これが、相場が上がりきらない理由だ。

結果的に当時は、卵価は平凡なM210円で終わっている。

今年も同様な卵価と見て間違いないだろう。




ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック